集落行事①鬼火焚き(中間)
- 更新日:2025年01月9日
- カテゴリー: イベント情報
屋久島のお正月1月7日に各集落で行われる鬼火焚き。
悪霊を焼き払う行事で、他の地域では「どんと焼き」「左儀長」とも呼ばれます。全国的に見られる正月行事ですが、屋久島はその南限です。山岳信仰と強い結びつきのある修験道行事の一つとして鹿児島から伝わったとされています。
屋久島の南西部に位置する中間集落では、各家庭から集めた正月飾りと、竹やバチバチの木(ウバメガシ)等を集めて作ったやぐらを浜で燃やす際、この日に七草祝いをした子どもたちが火付け役となります。
(七草祝いとは、数え年で7歳になる子どもたちが無病息災を神社等で祈願する鹿児島県の伝統的な行事のことです)
バチバチと大きな音を立てて燃える炎は鬼を追い払ってくれるため、見守る集落の人たちからは「今年もいい音が鳴っている。健康に過ごせますように」という声も聞こえました。
鬼火焚きは各集落で行われ、時間差もあるので何集落か見て回ることも可能です。
今回取材させていただいた中間集落は、大きなガジュマルの木があり、南国のフルーツもよく採れる温暖な集落です。初夏のシーズンは中間浜にウミガメが産卵に訪れることもあります。
中間集落の里めぐりは集落行事や、昔からの里の暮らしを丁寧に説明してくださるところが人気で、語り部さんが目の前で十五夜の綱引き唄を歌ってくれます!
ご興味のある方はぜひ一度、お問い合わせください。