春牧集落 里めぐりに参加しました!

屋久島でも里から見える山々に雪が積もるほど、寒い日々が続きました。

しかし里ではぽかぽか陽気で過ごせることも多く、屋久島の不思議な天候に驚く方も多いです。

そんな冬の1日に、春牧集落の里めぐりが行われました。

 

春牧は盛久神社、横峯縄文遺跡など、歴史や文化に多く触れることができる集落です。

里めぐりは、春牧福祉館隣の、盛久神社からスタート。

神社に祀られている「平盛久(たいらのもりひさ)」について手作りの紙芝居で紹介してくれます。

(今回の語り部、澤田さんが読み聞かせてくれました)

盛久には数々の伝説が残されており、歴史やロマンが好きな方にはぜひおすすめです!

実は盛久神社は2024年9月に建て替えが行われたばかり。
ピカピカの社殿にお詣りができるのは今だけという特別感がありますね。

 

春牧集落の里めぐりでは【浜めぐりコース】【山めぐりコース】の2つのコースがあり、季節によっておすすめのコースを語り部さんが案内してくれます。

今回は2つのコースの見どころをご紹介します!

 

①浜めぐりコース~横峯縄文遺跡~

春牧集落には縄文時代の住居跡が多く発掘され、春牧横峯縄文クラブの皆様によって、当時と同じ材料(雑木やカズラ、カヤのみ)を使って竪穴式住居が再現されています。

(再現された竪穴式住居の前で説明してくださいました)

(再現作業は2016年から始まり、現在3回目の修復作業中)

再現された竪穴式住居は実際に中にも入ることができます。
屋久島の雨でも全く雨漏りはしないというのが驚き!

発掘された土器についても教えてくださるので、縄文時代の屋久島を想像して楽しめます。

夏の時期には春田浜でいろいろな生き物を観察することもできるそうです!

 

②山めぐりコース~トロッコの歴史と松峯大橋~

屋久島といえば縄文杉のイメージが多い方もいらっしゃると思いますが、その縄文杉トレッキングで歩くトロッコ道の発着所は春牧集落にあります。屋久杉の歴史を知る上でとても重要なスポットです。

(当時のトロッコの様子をパネルで教えてくれました)

現在も山岳救助や発電所の管理などでは今でも現役で使用されているトロッコ。

屋久杉の伐採基地だった旧小杉谷集落での暮らしやトロッコの様子を写真やパネルを使って丁寧に紹介してくださいます。

縄文杉トレッキングに挑戦するなら、事前に知識を入れておくのもいいかもしれませんね。(もちろんトレッキング後の思い出の振り返りにも◎)

 

山めぐりコース最後に立ち寄る松峯大橋では、地元の語り部さんと一緒だからこその体験「シダ飛ばし」で遊ぶことができます!

冬のこの時期は里を彩っているツワブキの花も一緒に飛ばします。
くるくると回るかわいい姿には、思わず大人も大喜び。とても楽しい体験でした。

(ゆるやかに安房川へと飛んでいくシダの葉)

(ツワブキの花)

 

歴史とロマン溢れる春牧集落の里めぐり。
今回ご紹介できなかったスポットもまだまだたくさんあります!

ご興味のある方はぜひ一度、お問い合わせください。

 

屋久島里めぐり推進協議会 事務局
(TEL)0997-42-2900

※ツアー希望日が7日以内の場合は直接お電話ください。

※ツアーは、電話・FAX・メールでお申込み頂けます。

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(屋久島環境文化村センター内)